
目次
第1節 問題の所在
第2節 本研究の目的
第3節 本研究の内容及び構成
第2章 本研究におけるいじめの態様
第1節 本研究におけるいじめ態様の類型化
第2節 本研究におけるいじめ態様と裁判例の選定
第3節 本研究における「学習内容」の構成要素についての考察
第3章 「悪口」を防止・抑止するいじめ判決書教材の開発(判決書教材A・京都地裁平成17年2月22日判決)
第1節 判決書選択の妥当性
第2節 いじめ判決書教材の開発および構成要素の抽出
第3節 判決書教材の構成要素を組み入れた授業の開発
第4節 授業感想文にもとづく構成要素の抽出および分析
第5節 小括
第4章 「無視・仲間はずれ・村八分」「暴行・恐喝」を防止・抑止するいじめ判決書教材の開発(判決書教材B・東京高裁平成6年5月20日判決)
第1節 判決書選択の妥当性
第2節 いじめ判決書教材の開発および構成要素の抽出
第3節 判決書教材の構成要素を組み入れた授業の開発
第4節 授業感想文にもとづく構成要素の抽出および分析
第5節 小括
第5章 「物理的いじめ」の防止・抑止を目指すいじめ判決書教材と授業(判決書教材C・東京高裁平成14年1月31日判決)
第1節 判決書選択の妥当性
第2節 いじめ判決書教材の開発および構成要素の抽出
第3節 判決書教材の構成要素を組み入れた授業の開発
第4節 授業感想文にもとづく構成要素の抽出および分析
第5節 小括
第6章 「いじめとふざけ」の違いを学ぶいじめ判決書教材の授業(判決書教材D・東京高裁平成13年12月20日判決)
第1節 判決書選択の妥当性
第2節 いじめ判決書教材の開発および構成要素の抽出
第3節 判決書教材の構成要素を組み入れた授業の開発
第4節 授業感想文にもとづく構成要素の抽出および分析
第5節 小括
第7章 「性的嫌がらせ」の防止・抑止を目指すいじめ判決書教材の防止・抑止を目指す(判決書教材E・神戸地裁姫路支部平成18年7月10日判決)
第1節 判決書選択の妥当性
第2節 いじめ判決書教材の開発および構成要素の抽出
第3節 判決書教材の構成要素を組み入れた授業の開発
第4節 授業感想文にもとづく構成要素の抽出および分析
第5節 小括
第8章 「特別支援いじめ」の防止・抑止を目指すいじめ判決書教材と授業(判決書教材F・大阪地裁平成9年4月23日判決)
第1節 判決書選択の妥当性
第2節 いじめ判決書教材の開発および構成要素の抽出
第3節 判決書教材の構成要素を組み入れた授業の開発
第4節 授業感想文にもとづく構成要素の抽出および分析
第5節 小括
第9章 本研究のまとめ
第1節 判決書教材のテーマと構成要素
第2節 テーマ以外の構成要素
第3節 本研究の成果と課題
参考文献
本研究に関する主要著作・論文
あとがき
内容説明
いじめをどう教えればよいのか――著者は、法と人権の視点からいじめ裁判判決書教材を開発活用し、20年近くにわたって授業実践を重ねてきた。
本書ではそのいじめ授業の成果が、構成要素の抽出という形で示されている。その要素は、本書の教育実践学上の意義を教えてくれる。

