目次
第1講 人類と自然環境のかかわりを考える 井上幸孝・佐藤暢
はじめに
世界史の限界と新たな挑戦
人類史・文明史の視座と環境
自然科学からより幅広く人類の歴史を見る方法
人類の歴史と環境
学問分野の垣根を越えた「知」の統合へ向けて
トピック1 マヤ文明の多様性と自然環境 青山和夫
第2講 高精度環境復元の試み 五反田克也
環境復元と地球の自然環境の変化
古環境を復元する方法
高精度分解能の環境復元への道
年縞堆積物が解き明かす地球の環境変動
トピック2 人類の進化と地球環境 佐藤暢
第3講 人骨から生老病死を探る 長岡朋人
自然人類学とはなにか
生物考古学という新領域
古人骨の研究におけるフィールドワーク
古人骨を鑑定する
骨病変を診断する
古人骨が語る歴史的事件
古代人の病気との闘い
古人骨を研究する倫理
第4講 砂漠で生きる―ラクダにたよる人間の生活 坂田隆
砂漠はどういうところか
砂漠で生きのびるためのやりかた
砂漠のほ乳類代表―ラクダとハムスター
ゴールデンハムスター
ハムスターの適応戦略
西に進出したラクダと南に進出したラクダ
ラクダと水―水を節約するしくみ
木の葉を食べて生きぬくラクダ
ヒトは砂漠にむいているか?
ヒトの体から出ていく水―尿や汗、体温調節、腎臓から尿に出ていく水
文化による水の節約―ヒトが作る穴、それは住居と衣服
砂漠での暮らしをささえるラクダ
ラクダの利用法―降雨量とラクダ飼育の関係
おわりに―ラクダを多面的に活用するという文化
トピック3 南米アンデスにおけるラクダ科動物 鳥塚あゆち
トピック4 誰かの視点から歴史を見るか
―スペイン領アメリカにおける支配者と被支配者、征服者と被征服者
井上幸孝
第5講 モノ・カネ・人そして病原体の移動―国際経済と疫病の世界史 永島剛
「コロンブス交換」とは
「マルサスの罠」の要因としての疫病
黒死病
貿易と防疫
現代のペスト
国際社会の課題
トピック5 環境と経営 福原康司
トピック6 中国の宗教思想と自然 土屋昌明
第6講 自然と人間のかかわりあいの狭間で
―芸術作品の中で表現された自然 根岸徹郎
いろいろな「自然」
人間と自然の関係
自然との接し方
自然の上に立つ人間
万物の秘密である「青い鳥」を求める人間
自然の中にいる人間
自然と芸術の表現
霧の向こうの世界
はじめに
世界史の限界と新たな挑戦
人類史・文明史の視座と環境
自然科学からより幅広く人類の歴史を見る方法
人類の歴史と環境
学問分野の垣根を越えた「知」の統合へ向けて
トピック1 マヤ文明の多様性と自然環境 青山和夫
第2講 高精度環境復元の試み 五反田克也
環境復元と地球の自然環境の変化
古環境を復元する方法
高精度分解能の環境復元への道
年縞堆積物が解き明かす地球の環境変動
トピック2 人類の進化と地球環境 佐藤暢
第3講 人骨から生老病死を探る 長岡朋人
自然人類学とはなにか
生物考古学という新領域
古人骨の研究におけるフィールドワーク
古人骨を鑑定する
骨病変を診断する
古人骨が語る歴史的事件
古代人の病気との闘い
古人骨を研究する倫理
第4講 砂漠で生きる―ラクダにたよる人間の生活 坂田隆
砂漠はどういうところか
砂漠で生きのびるためのやりかた
砂漠のほ乳類代表―ラクダとハムスター
ゴールデンハムスター
ハムスターの適応戦略
西に進出したラクダと南に進出したラクダ
ラクダと水―水を節約するしくみ
木の葉を食べて生きぬくラクダ
ヒトは砂漠にむいているか?
ヒトの体から出ていく水―尿や汗、体温調節、腎臓から尿に出ていく水
文化による水の節約―ヒトが作る穴、それは住居と衣服
砂漠での暮らしをささえるラクダ
ラクダの利用法―降雨量とラクダ飼育の関係
おわりに―ラクダを多面的に活用するという文化
トピック3 南米アンデスにおけるラクダ科動物 鳥塚あゆち
トピック4 誰かの視点から歴史を見るか
―スペイン領アメリカにおける支配者と被支配者、征服者と被征服者
井上幸孝
第5講 モノ・カネ・人そして病原体の移動―国際経済と疫病の世界史 永島剛
「コロンブス交換」とは
「マルサスの罠」の要因としての疫病
黒死病
貿易と防疫
現代のペスト
国際社会の課題
トピック5 環境と経営 福原康司
トピック6 中国の宗教思想と自然 土屋昌明
第6講 自然と人間のかかわりあいの狭間で
―芸術作品の中で表現された自然 根岸徹郎
いろいろな「自然」
人間と自然の関係
自然との接し方
自然の上に立つ人間
万物の秘密である「青い鳥」を求める人間
自然の中にいる人間
自然と芸術の表現
霧の向こうの世界
内容説明
マヤ文明、古人骨、年縞堆積物、ラクダ、疫病、文学などを題材にして、学問分野を超えた広い枠組みから、人類・文明と自然・環境のかかわりを考える。学際的な視点を育むことを試みた一冊。