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武力紛争における国際人権法と国際人道法の交錯

武力紛争における国際人権法と国際人道法の交錯

国際司法の場で議論されている国際人権法と国際人道法の適用。 理論・規定構造・適用事例等から再検討、法的基盤の観点から捉え直す

著者 髙嶋 陽子
ジャンル 法律
出版年月日 2015/02/01
ISBN 9784881252949
判型・ページ数 A5・304ページ
定価 本体3,200円+税
在庫 品切れ・重版未定
 

目次

序論

第1部 国際人権法と国際人道法の交錯の理論状況
 第1章 伝統的議論枠組
  第1節 議論背景――国連における議論の混乱
  第2節 分離説の存立基盤

 第2章 「交錯」の法的根拠
  第1節 補完説の内実
  第2節 統合説の理論的位置
  第3節 「交錯」の多義性

第2部 国際人権法と国際人道法の適用範囲
 第3章 武力紛争における国際人権法の適用範囲
  第1節 緊急事態における継続適用可能性
  第2節 人権条約の域外適用可能性
  第3節 小括

 第4章 武力紛争における国際人道法の適用範囲
  第1節 国際的武力紛争及び占領
  第2節 内戦及び非国際的武力紛争
  第3節 小括

第3部 裁判所による紛争処理過程における交錯
 第5章 占領における国際人権法と国際人道法
  第1節 国際司法裁判所の解釈適用権限
  第2節 「パレスチナ占領地域における壁建設の法的帰結」事件
  第3節 「コンゴ領における軍事活動」事件
  第4節 占領における交錯の実態

 第6章 内戦・非国際的武力紛争における交錯
  第1節 ヨーロッパ人権裁判所の解釈適用権限
  第2節 裁判所の判断基準
  第3節 内戦における「力の行使」の法的性格
  第4節 小括

結論

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内容説明

内戦や対テロ戦争が多発する中で、国際司法の場でも国際人権法と国際人道法の適用をどうするか議論されている。 本書はその交錯について理論・規定構造・適用事例等から再検討し、法的基盤の観点から多角的に捉えなおすものである。

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