目次
序
第1章 疎外された者の反逆-『やみ夜』
第2章 親孝行娘と不孝息子-『大つごもり』
第3章 手紙を読む女性たち-『軒もる月』と『ゆく雲』
第4章 狂気の背後-『うつせみ』
第5章 共有することのできない思い-『十三夜』
第6章 逆方向を見つめる女と男-『わかれ道』
第7章 女性の無力-『われから』
結
第1章 疎外された者の反逆-『やみ夜』
第2章 親孝行娘と不孝息子-『大つごもり』
第3章 手紙を読む女性たち-『軒もる月』と『ゆく雲』
第4章 狂気の背後-『うつせみ』
第5章 共有することのできない思い-『十三夜』
第6章 逆方向を見つめる女と男-『わかれ道』
第7章 女性の無力-『われから』
結
内容説明
「やみ夜」以降の後期作品のそれぞれの作品論を試みながら、作中人物が塵の中の生活者として向き合っている「世」について考察。伝統と近代の狭間で揺れる人物像、人間関係、疎外感や狂気などを精密に分析している。