目次
序章 未遂犯論をめぐる議論状況とその関係
第一章 未遂犯の処罰根拠論
第一節 問題の所在
第二節 わが国における未遂犯の処罰根拠論
第三節 ドイツにおける未遂犯の処罰根拠論
第四節 結語
第二章 不能犯の判断基準
第一節 問題の所在
第二節 不能犯の判断基準に関する学説の対立
第三節 不能犯が問題となる事例とその解決
第四節 不能犯の判断基準と未遂犯の処罰根拠論
第五節 結語
第三章 実行の着手の判断基準
第一節 問題の所在
第二節 実行の着手をめぐる学説の対立
第三節 実行の着手が問題となる主な犯罪形態とその解決
第四節 結語
第四章 まとめ
第一章 未遂犯の処罰根拠論
第一節 問題の所在
第二節 わが国における未遂犯の処罰根拠論
第三節 ドイツにおける未遂犯の処罰根拠論
第四節 結語
第二章 不能犯の判断基準
第一節 問題の所在
第二節 不能犯の判断基準に関する学説の対立
第三節 不能犯が問題となる事例とその解決
第四節 不能犯の判断基準と未遂犯の処罰根拠論
第五節 結語
第三章 実行の着手の判断基準
第一節 問題の所在
第二節 実行の着手をめぐる学説の対立
第三節 実行の着手が問題となる主な犯罪形態とその解決
第四節 結語
第四章 まとめ
内容説明
未遂犯の処罰根拠論、不能犯論、実行の着手論との理論的関係を明確にし、その問題を掘り起こし、解明を試みたものである。従来の理論構成を有用なものとした上で総合的な理論構築を図る。