目次
序
第1部 かの子作品における<都市>
第1章 『渾沌未分』論―小初の見据えた東京
第2章 『丸の内草話』―エネルギー体としての都市
第3章 『女體開顕』論―「渾沌」の巨都
第2部 ジェンダーからの解放
第4章 「花は勁し』論―芸術を生む存在
第5章 『生々流転』論―<鏡>としての蝶子
おわりに
第1部 かの子作品における<都市>
第1章 『渾沌未分』論―小初の見据えた東京
第2章 『丸の内草話』―エネルギー体としての都市
第3章 『女體開顕』論―「渾沌」の巨都
第2部 ジェンダーからの解放
第4章 「花は勁し』論―芸術を生む存在
第5章 『生々流転』論―<鏡>としての蝶子
おわりに
内容説明
濃厚な作家のイメージをあえて捨象し、作品から純然と立ち上がってくる小説のヒロイン像を軸に、『渾沌未分』『生々流転』などの主要作品を論じる。第1部「作品における都市」、第2部「ジェンダーからの解放」をテーマに、斬新な作品論を提示。