目次
序
第1章 「哲学者」と「観察者」
第2章 「哲学者=カント」の調停方法─二つの「批判」から「形而上学」へ
第3章 「観察者=カント」と「婚姻」をめぐる問題点
第4章 『判断力批判』─カント体系の最終的総合
結び 「人類」と「性差」の問題点
第1章 「哲学者」と「観察者」
第2章 「哲学者=カント」の調停方法─二つの「批判」から「形而上学」へ
第3章 「観察者=カント」と「婚姻」をめぐる問題点
第4章 『判断力批判』─カント体系の最終的総合
結び 「人類」と「性差」の問題点
内容説明
カント哲学体系の中核をなすとみられる「三批判書」を中心に、「哲学者」と「観察者」の二つの視点から、カントの全体像を見直していく。特に「美」と「崇高」という概念を問題化しながら、カント独自の「調停方法」を考察して、この方法が観察者の視点をも貫いているかどうか明らかにする。