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性差についてのカントの見解

Immanuel Kant zur Geschlechterdifferenz : aufklärerische Vorurteilskritik und bürgerliche Geschlechtsvormundschaft

目次

序章  問題の地平としての啓蒙と偏見批判
第1章 文献におけるカント像―「女性にいんぎんな先生」,多面的に女らしさを論ずる理論家,あるいは家父長的アンチ・フェミニスト
第2章 カントの「女性論」における方法について―「分析学」としての人間学から「実用的見地における人間学」へ
第3章 「女性」を論じる以前のカントの女性観―女性の「学識」との最初の出会い
第4章 女性なるものへの体系的アプローチー『美と崇高』
第5章 自己啓蒙と性的後見
第6章 両性間における平等原理へのアプローチ
第7章 カント、ヒッペルおよび『女の市民的改善』

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内容説明

保守的な女性観を持つとされてきたカントの「遺稿」や「メモ」を丹念に探ると、別の新しいカント像が浮上する。著者はカントの女性観の変遷を辿り、その交友についても調べ、彼の性差の見解を考察する。

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