目次
序章 越境する身体、拡散する意味
第一章 規定に反動する身体 ― 津島佑子『寵児』
第二章 性的アイデンティティの拡散 ― 松浦理英子『親指Pの修業時代』
第三章 窃視、検閲と現実の構築 ― 多和田葉子『犬婿入り』
第四章 境目が消える日常 ― 川上弘美『蛇を踏む』
第五章 万華鏡としての記号 ― 笙野頼子『母の発達』
終章 女性の規定を越えて
第一章 規定に反動する身体 ― 津島佑子『寵児』
第二章 性的アイデンティティの拡散 ― 松浦理英子『親指Pの修業時代』
第三章 窃視、検閲と現実の構築 ― 多和田葉子『犬婿入り』
第四章 境目が消える日常 ― 川上弘美『蛇を踏む』
第五章 万華鏡としての記号 ― 笙野頼子『母の発達』
終章 女性の規定を越えて
内容説明
津島佑子『寵児』、川上弘美『蛇を踏む』などの5作品の中に、現実とフィクションとの境界の消滅、さらに男/女といった二項対立の解体を指摘し、ジェンダー・アイデンティティの視点から分析する。